ドリームキャッチャーへの想い
いつもはホームページなどでも、イベントのお知らせなどだけ書いてきたのですが、今日はどうしても書きたいこと、伝えたいことがあったのでこうやって書こうと決めました。
今日知らない番号から私の携帯に電話が鳴りました。企業さんではない一人のお客様から電話でオーダーいただくのは初めてのことでした。
電話では、声が聞き取れずにいたのですがその後にメールでそのお客様から長文で改めてメールが届きました。
そのメールには、私の作るドリームキャッチャーをインターネットで見てオーダーをしたいと思ったこと、どうしてオーダーしたいかということやお客様の思いや悩みが書かれていて、私は心臓を掴まれたような気持ちになりました。
インディアンやアメリカ旅行が好きな母の影響で家には小さい頃から当たり前にあった大好きなドリームキャッチャーを私が作り始めたのはちょうど一年半前で、今までも色んなお客様がメールやお手紙、実際イベントに足を運んでくださって「まみさんのドリームキャッチャーを家に迎えて、夢が叶いました」とか「長年の不妊治療を経て念願の子供を授かることが出来ました」とか色んなお言葉をいただいてきました。
もちろん私には、何かを叶えてあげられる力が備わっていたりするわけではありません。
ですが、人の想いや信じる気持ち、言葉っていうのは時にものすごい力があると思っています。
私は、お客様からの悩みだったり抱えてらっしゃることに対して自分が経験してきたことや考えをお伝えして、自分が出来ることはその想いをのせたドリームキャッチャーを気持ちを込めて作ることだけなのですが、それが微力だとしてもお客様の想いや夢が時に挫けそうになった時、投げ出したくなった時に私が作ったドリームキャッチャーを見て「また頑張ろう」と思っていただけるものにしたいと思っていつも作っています。
もちろん、可愛いとかインテリアにピッタリだと選んでくださるお客様もたくさんいてくださって、それもすごく嬉しいですし、使う毛糸や天然石含めた材料にはとてもこだわっています。
一年半前は少なかったドリームキャッチャーを作る作家さんもたくさん増えてきましたが、私は見た目だけじゃなく本来のドリームキャッチャーの意味やインディアンの文化含めて材料などのこだわりもお伝えしていくというのを一年半前から変わらず続けて作っています。
そのおかげもあってか始めた時から、色んな企業さんに声をかけていただいて別注商品を作ったり、百貨店のディスプレイに使っていただいたり、毎月ワークショップをさせていただいたり、先日も2年続けてBASEさんという簡単にネットショップを開設出来るアプリなどを製作してらっしゃる企業さん主催のイベントで先輩オーナーとしてトークイベントに出させていただいたりもしました。
先日のトークイベントの後に、来場されてたとある会社の会長さんであり、私も中学生ぐらいの時に読んでいた雑誌の創刊からの編集長を長年やってらした私の父より少し年上の男性が追いかけてきて声をかけてくださいました。
名刺交換を申し出ていただき、後日3時間ほどずっとお話をさせていただく時間を作っていただきました。
「年齢もやっていることも全然違うけど、斎藤さんは昔の自分によく似ていて情熱だとか夢を持っているところを応援したくなったし力になりたいと思った。話もすごくおもしろかったからあの日行って良かったよ!」と言っていただきました。そして、色んなお話を聞かせていただきました。
きっと普通に生活していたら出会えないようなWikipediaにも載っているすごい実業家の方なので、言葉の力は改めてすごいなと感じました。
私は来年インディアン最大の祭典であるアメリカのニューメキシコ州アルバカーキにて行われるパウワウに参加します。
私の作るドリームキャッチャーをもっともっと意味のあるものにするために、ルーツを知る旅に一人で出るためです。
1年半前から変わらず大切にしてきた想いを、お客様の想いにもっともっとのせることが出来るように、、今日は改めて考えた一日となりました。